性格と努力値の効率とか

初心者用メモ。
知り合いに読まなきゃいけないほど初心者な人は多分いないのでブラウザバックどうぞ。

手っ取り早く説明できる例としてカバルドン

ギルガルドのZシャドボ耐えだけDを確保して物理受けの機能を残したいとなると

こうなる。
このとき性格はわんぱくでいい。

最近見ないがおくびょうリザYの晴れオバヒまでDを確保したい場合はわんぱくのままではどう足掻いても確定耐えできないのでしんちょうにして

こう。

また6世代の展開構築のカバルドンには

こんな感じでわんぱくでDぶっぱという振り方もありました。
努力値振ったDでさえも無振りのBに届かないためわんぱくの方が合計値が高いということ。
この振り方は意図がないのであんまりオススメはできませんが考えなくていいので楽といえばかなり楽です。

種族値が高いところに性格補正を乗せると効率がいいよって話。

性格補正を乗せざるを得ないもっと極端なパターン。

ラッキー


HBとHDの比較。
ラッキーはもう少し調整されることが多いのでぶっぱってことはほとんどありませんが比較として。
Dは上げてもそんなに確定数変化しないから出来るだけB稼ぐために性格補正もつける感じ。
B特化とB無振りでは倍以上の差が付きますがD特化とD無振りでは1.5倍に届かない程度。
これは確定数の変化から見ると大きな差になります。

性格補正は1.1倍の乗算なのに対し努力値での能力上昇は最大32の加算なので性格補正は種族値が極端に高いところに、努力値は元が低いところに当てると結果が大きく変化します。
7世代で登場したウルトラビーストは極端に耐久が低いものもいるので多少BDに振ることで先制技に対応するという調整も見受けられますね。

・Hに振るかBDに振るか
ウルトラビーストを話題に出したのでウツロイドを例にしましょう。
耐久に振らないとメガハッサムの特化バレットパンチは確1(121%〜144%)です。
Hに252振ってみましょう。
確1(103%〜123%)です………。
ですがBに252振ると確2(82%〜98%)になります。
同じ252の努力値消費なのに全く違う結果になったのは前述の"元が低いところを補うと影響が大きい"の他に"抜群技"というのがあります。
抜群技は計算式のかなり終盤でダメージを2倍するのでダメージの元となる耐久を上げるとダメージの抑制が2倍になります。
ウツロイド以外だとメガライボルトでアイテムの割れてないガブに突っ張るために耐久を振ったりしますよね。
あの場合もHよりBに振った方がCを高めに保てるメリットがあります。
ただ勿論デメリットもあります。
Hを上げればBD両面の耐久値を強化できるのに対しBD片方にしか振らない調整は当然ながらもう一方には影響しません。
攻撃側でもこの式は同じなのでゲッコウガみたいな弱点を突くことを信条としたポケモンはC1削ると乱数がものすごく動くことがあるので注意です。

HにぶっぱするよりBDに振り分けた方がいいパターンは他にもあります。
限られた努力値を使って耐久調整をする場合、H=B+Dに近付くほど総合的な耐久は高くなります。
受けポケモンは仮想敵がはっきりしていることが多いので意識することは少ないですが低速アタッカーはAに振り切った残りの256を耐久に回すということが多いですよね。
BDが元からそれなりにある鉢巻ナットレイメガクチートならほとんどの場合A振り切った残りはBD振りではなくHぶっぱになります。
しかしHが高めのマリルリの場合Aに振った残りの256はHに252、BDに4と振るよりH振り228で止めてBDに28回した方がわずかに合計耐久値が上がります。
ほんのわずかですけどね。

ここまで書いてきてなんですが実はどれも目に見えるほど差が出るようなものはありません。
プレイングや運が対戦に及ぼす影響と比べたら微々たるものです。
それでも僕がこういう仕様やちょっとしたコツに拘るのはプレイングは簡単には身につかないし運に関してはどうしようもないものなのに対して、これは知っていれば簡単にできるからです。
気付かないほど小さな影響かもしれないけど簡単にできるならやっといて損はないと思うんですよね。

小さな影響なので他に調整意図があるなら無視していいです。
目に見えて差が出るのでそっち優先です。
例えばB